猫が食べない時はどうする?猫が食欲不振になる原因と対処法

猫が食欲不振になる原因

 

食事を食べなくなったり、食べる量が減ってしまうことを「食欲不振」と言います。
食事を全然食べなくなってしまうことを「食欲廃絶」と言います。

 

猫の食欲が落ちたり、フードを食べなくなった場合、
原因が病気なのか否かの見極めが重要になってきます。

 

食欲不振の原因は、健康にあまり害のない場合と、
死に至る可能性のある危険な場合があります。

 

後者の場合はとても深刻な問題ですので、猫の様子をしっかり観察して
できるだけ早く回復できるように最善をつくしましょう。

 

健康にあまり害のない場合の食欲不振の原因とその対処法

猫は変化などに敏感な動物です。
食欲がなくなった時に、何か猫のストレスになる事がなかったか思い出してみてください。

 

キャットフードの問題

 

猫によって度合いは様々ですが、基本的に猫はグルメです。
フードが原因で食べなくなることは珍しくありません。

 

キャットフードが合わない

 

キャットフードが低品質だと、猫は必要な栄養を摂ることができません。

 

猫には栄養素を感知するセンサーが備わっており、フードの栄養素が合わない場合、
拒否反応を起こし食べなくなってしまいます。

 

猫の健康のためにも、1kg1000円以下のキャットフードは避けた方が良いです。

 

キャットフードに飽きた

 

好きなフードでも同じものをずっと食べていると
飽きて食べなくなってしまうことがあります。
この場合、違うフードに変えると食べだします。

 

猫の好みのフードを数種類用意しておき、ローテーションさせるとよいかもしれません。

 

また、食べずにごねると、ごちそうがもらえると学習している場合なども、
わざと食べなかったりするようです。

 

新しいキャットフードに恐怖心を抱いている

 

新しいキャットフードに敏感な猫もいます。
これは、新しいものに対し恐怖心を抱いて拒否してしまうネオフォビアという現象です。

子猫の頃にいろんな食事を経験しなかった場合、
好みの範囲の幅が狭く設定されてしまうようです。

 

この場合、今までのフードに混ぜたりして、ゆっくり鳴らしていく必要があります。

 

一度嫌いになると食べなくなる

 

これは、味覚嫌悪という現象で、おいしくないと思ったり、
事故で何か別のものが混ざっていたり、おなかをこわしてしまうなど、
猫にとって衝撃的な経験をすると、そのフードを食べなくなってしまいます。

それまで食べていたフードでさえも拒絶するようになるようです。
思い当たる場合は、別のフードを与えてみてください。

 

猫の性質的な問題

 

環境の変化やストレス

 

新しいものに対して恐怖心を抱くネオフォビア現象は、
新しいフードだけでなく環境の変化などにも現れます。

 

猫は、環境の変化やストレスを感じている場合、食欲がなくなります。
食器が変わったなどの些細なことでも、猫によってはストレスになってしまいます。

 

何か猫のストレスとなるものがないか猫の様子を伺ってみましょう。
もし心当たりがあるのなら、取り除いてあげましょう。

 

繁殖期

 

繁殖期に性欲が強くて食欲が弱くなることがあります。
避妊・去勢手術をしていない場合に起こります。

 

繁殖期に避妊・去勢手術をしていないと、猫は苦しい思いをしているので、
出産予定がないのならできるだけ早く避妊・去勢手術をしてあげてくださいね。

 

また、メス猫の出産前後も食欲が落ちることがあるようです。

 

食欲周期

 

猫の身体は、摂取カロリーの変動が約4カ月周期で起きています。
周期的に、体重やフードの摂取量なども変化しています。

 

比較的に、夏に少食になり冬に良く食べるようになる傾向になるようです。
季節が夏ならば、少食になっている原因は、
もしかすると体内リズムによるものかもしれません。

 

加齢

 

高齢猫になると、あまり動かずに寝る時間が増えます。
基礎代謝も低下し必要なエネルギー量が少なくなるので、食べる量が減ります。

また、歯が悪くなり固いフードを食べなくなることもあります。

 

高齢猫の食事が負担にならないように、ローカロリーのフードに切り替えたり、
食べやすい食事を与えるように配慮してあげることが大切です。

 

病気が原因で食欲がない場合

食欲不振の原因が病気の場合は、深刻です。
できるだけ早めに対応して回復できるよう対処してください。

 

病院に連れていくべきかの判断

 

食べていない時間が以下だと正常な範囲です。

1-2カ月齢の子猫:8時間以内
2-3カ月齢の子猫:12時間以内
3-4カ月齢の子猫:16時間以内
1歳以上の成猫:24時間以内

上記の時間以上食べていない時間が続くようであれば、病院連れて行ってください。

 

また、全く食べない、全く水を飲まないのが36時間続いたり、
食欲が落ちて72時間経っても改善しない場合も、お医者様にみてもらってください。

 

他の症状がないかみてみる

 

食欲がなくて元気もなくぐったりしている場合は、
熱や痛みがあり苦しんでいる可能性があります。

 

熱や嘔吐、尿や便の状態も確認してみましょう。

 

食欲不振を招く病気一覧

 

病気が原因で食欲不振になる場合、
原因となる可能性のあるの病気がたくさんあります。
軽い病気から死に至るまで思い病気まで様々です。

 

以下は、主に考えられる病気の一覧です。

 

寄生虫症 猫ウイルス性鼻気管炎 猫カリシウイルス感染症 猫汎白血球減少症 猫白血病ウイルス感染症 猫伝染性腹膜炎 猫伝染性貧血 毛球症 糖尿病性ケトアシドーシス アジソン病 歯根膿瘍 不正咬合 口内炎 歯根吸収 FOPS 胃捻転 胃運動低下症 慢性胃炎 腸閉塞 腸重積 便秘 巨大結腸症 急性肝炎 慢性肝炎 肝硬変 脂肪肝 門脈体循環シャント 胆管肝炎症候群 膵炎 胆嚢障害 熱中症にかかった 異物を飲み込んだ 認知症 肝性脳症 水頭症 キー・ガスケル症候群 溶血性貧血 ガン 泌尿器の病気 高窒素血症 咽頭炎 気管支炎 胸膜炎 肺炎 横隔膜ヘルニア 前立腺炎 前立腺膿瘍

 

食欲のない猫への食事の与え方

 

猫に食欲がなくても、少しでも口から食べ物を入れるようにしてください。
猫が少しでも食べるための環境づくりや工夫が必要です。

 

静かな環境で、使い慣れたきれいなお皿であげましょう。
食べやすい平たいお皿がおすすめです。

 

無理して食べなくても良いように、小量をあげましょう。
おいしそうな匂いのする缶詰など、食欲をそそるのに効果がありそうです。

 

できるだけたくさん食べてくれるよう、様子を見ながら回数を増やします。
食べやすいようにドライフードの場合はふやかしたり粉状にしてみたり、
工夫されるとよいと思います。
ウェットフードの場合、やや温かいものが良いです。

 

もし、10分以内に食べてくれなかった時は片づけましょう。